周りの子どももYouTubeを見ているし、うちの子にも見せようと思うけど、どんな注意点があるのか知っておきたい。
こういった悩みを抱えているお父さん、お母さんは多いのではないでしょうか。
「Youtuber」が小学生のなりたい人気職業ランキングにランクインしているとおり、子どもとYoutubeは切り離せないものになってきています。
Youtube自体は子ども向けコンテンツも多数存在しており、子どものためになる動画もたくさん存在します。
一方で、親として対策すべき危険性が存在するのも事実です。
当記事では子どものYoutubeについて、注意点と対策を3点ご紹介しますので、是非対策を実践してみてくださいね。
Youtubeに興味を持ち始める2歳~小学生の子どもを持つお父さん、お母さんに向けて以下の内容をお伝えします。
・Youtubeを見せる上での注意点
・注意点を踏まえて家庭で取るべき対策
筆者のプロフィール
当サイト管理人のぶたパパです。
2015年生まれの娘と、2018年生まれの息子を持つ2児の父です。
子どもと一緒にキッズアニメに熱中。
当サイトではキッズアニメの情報や子育ての悩みについて執筆しています。
【子どものYoutube】3つの注意点
それでは早速、子どものYoutubeにおける3つの注意点をご紹介します。
・長時間視聴
・エルサゲート問題
・個人情報の流出
以下、一つずつ掘り下げます。
Youtubeの影響として「脳への影響」「視力の影響」などが議論されることもありますが、当記事では対象外としています。
医学的な影響は結論が出ていないため、専門家に任せ、当記事ではもう少し現実に実感できる問題にポイントを絞っています。
長時間視聴
Youtubeの長時間視聴、これは大人もはまってしまう落とし穴です。
Youtubeは、出来るだけ視聴者を長く引きつける仕組みが用意されています。
・自動再生
・関連動画
次々面白そうな動画が流れてくるので、ついついやめるタイミングを失ってしまうのです。
放っておくと、子どもは何時間でも平気で見続けます。
大人でも、ついダラダラと見続けちゃいますもんね・・
子どもが長時間Youtubeを視聴することの問題点は、機会損失です。
当たり前ですが、1日の時間は限られています。
その中の大部分をYouTubeに費やしてしまうということは、本来その時間で出来るはずだった何かを逃しているわけです。
・親子のコミュニケーションの時間
・運動をする時間
・工作やお絵かき等、創作活動の時間
・友達や兄弟と遊ぶ時間
YouTubeそのものが悪だ、と言うつもりはありませんが、こういった他の時間が奪われてるという事実には気を付けたいところです。
エルサゲート問題
エルサゲートという単語をご存じでしょうか。
一見、子ども向けのキャラクターの動画と思わせながら、暴力的な内容や性的な内容を扱った不適切な動画のことを指しています。
エルサゲートの語源
不適切動画で使用されることの多かったエルサ(アナと雪の女王の主人公)と、ゲート(スキャンダルに関連した出来事に用いられる接尾語(英語))を組み合わせて作られた造語です。
これが子どもの目に入ったら、間違いなく子どもはショックを受けます。
小学生高学年くらいになってきたら、「世の中にはこういった不適切な動画もある」ということを学ぶきっかけにもなるかもしれませんが、幼い子どもからは遠ざけたいですね。
YouTube側も当然禁止しているコンテンツなので、削除の対象ですが、削除をかいくぐって生き残っている動画は存在します。
エルサゲートが子どもの目に入らないよう、家庭で気を付けたいところです。
個人情報の流出
小学生くらいのお子さんから気を付けたいのが、勝手に子どもがYouTubeを投稿することです。
親に内緒でYouTubeを投稿して、炎上している小学生、見たことあります・・
Youtuberがなりたい人気職業ランキングにランクインするくらいですから、YouTubeを投稿したいと考える子どもが出てきても全く不思議ではありません。
中には親に内緒で顔出しで投稿してしまう子どももいるのです。
ネットの世界は残酷で、過去には以下のような事例も存在します。
・親に内緒で顔出し投稿
・ネット上で炎上
・氏名住所特定、学校特定
・個人情報も顔写真も晒される
これが親の知らない間に、ネット上で繰り広げられてしまったのです。
一度ネットに上がった情報は消すことは難しく、親が気づいたころにはどうにもなりません。
子ども相手にここまでやるか・・・と悲しい気持ちになりますが、現在のインターネットは危険なのです。
子どもに端末を渡す前に、必ず対策しておきたいですね。
【子どものYoutube】家庭で取れる対策
Youtubeの注意点は実感いただけたと思います。
3つの注意点のおさらいと、その対策は以下のとおりです。
①長時間視聴
→対策:Youtube kids
②エルサゲート
→対策:有料動画配信サービス、Youtube Kids
③個人情報流出
→対策:Youtube投稿方法をあえて教える
ひとつずつ掘り下げます。
Youtube Kidsを利用する
長時間視聴を防ぐ対策としてまず思いつくのは、1日の視聴時間を決めておくことです。
我が家もYoutubeは1日1時間と決めています。
この時間制限を確実に守る方法が、Youtube Kidsのアプリを使用することです。
・子ども向けのデザインで子どもが使いやすい
・不適切な動画がフィルタリングされる
・タイマー機能で画面ロックできる
Youtube Kidsではタイマー機能が実装されているので、決めた時間で強制的にYoutubeを終了させることが可能です。
事前に見ても良い時間を決めておき、その時間に合わせてタイマーをセットすれば、長時間視聴は防ぐことが出来るでしょう。
なお、Youtube Kidsには動画のフィルタリング機能も実装されていますので、エルサゲートにも多少は有効です。
ただし、エルサゲートはYoutube側も判断が難しいようで、Youtube Kidsにも紛れ込んでくるので気を付けましょう。
Youtube Kidsでは視聴履歴を見ることも出来ますので、私は子どもが怪しい動画を見てしまっていないか、チェックするようにしています。
有料の動画配信サービスを利用する
エルサゲートを徹底的に排除したいという場合、Youtubeではそれはムリです。
Youtubeでエルサゲートを制限出来るなら、とっくにすべて削除しているはずですからね。
Youtubeの規制をかいくぐっているエルサゲートが存在する以上、Youtubeにはエルサゲートを見てしまう危険性は存在します。
じゃあ、エルサゲートから子どもを遠ざけることは出来ないの・・?
どうしてもエルサゲートを見せたくないという場合は、Youtubeの代わりに有料の動画配信サービスを利用してみてはいかがでしょうか。
Hulu、Amazon Prime、U-NEXT等など、動画配信サービスは様々なサービスが存在しますが、実は子ども向けコンテンツも充実しています。
子ども用の設定が可能なサービスも多いので、安心して子どもに見せることが出来ます。
有料の動画配信サービスであれば、配信される動画は公式コンテンツばかりなので、当然エルサゲートが混ざることはありません。
https://dadanime.com/vod-child/
Youtubeの投稿方法を勉強する
勝手にYoutubeを投稿して痛い目を見ないためには、正しくYoutubeの投稿方法を理解しておく必要があります。
投稿方法を理解し、その先にどのようなリスクがあるのか、教えることが重要です。
少なくとも、以下の違いは教えてあげましょう。
Youtubeの公開設定
・公開:全世界に動画を公開
・限定公開:動画のURLを知っている人だけに公開
・非公開:自分以外には見れない
公開設定で投稿してしまうと、その瞬間から全世界に動画が発信されてしまいます。
脅しのようになりますが、公開した結果、炎上して自宅や学校を特定された子どもが実際にいることを伝えるのも良いでしょう。
また、限定公開は言葉だけ聞くと安全に聞こえますが、これも微妙です。
検索や関連動画では動画にたどり着けない設定ですが、URLが流出すると広く見られてしまいますので、安心は出来ませんね。
結局のところ、子どもが動画を投稿するという行為にはリスクがあるのです。
親子でコミュニケーションをとって、投稿の危険性を伝えることが重要です。
子どものYoutube視聴まとめ
もう一度、注意点と対策をおさらいしましょう
①長時間視聴
→対策:Youtube kids
②エルサゲート
→対策:有料動画配信サービス、Youtube Kids
③個人情報流出
→対策:Youtube投稿方法をあえて教える
Youtube自体には、子ども向けの良質なコンテンツも多いので、完全にシャットアウトする必要はありません。
危険性を理解したうえで、適切に子どもに見せていきたいですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。